女の子が風俗で働くということは、その裏にお金や男に絡んだ問題があるのではないか?と考える人は多いだろう。お金のためとはいえ、知らない男のペニスを咥えたり、ヴァギナに挿入する・・・こんな苦界に身を置くのは、止むに止まれぬ物語があるはずだと。
セックスが大好きだから風俗で働く。そんな女の子は、映画や小説の世界にしかいないはずだ・・・と。
K嬢が語る彼女自身の物語に耳を傾けると、「そんな女の子」が実在するなんて!という軽い驚きを覚える。自由奔放でセックスが大好きな超ドMの女の子の物語。
だが、しかし。
【
竜巻野郎の外出デート大作戦④】からの続き
事前に立てた計画は思いっ切り狂っていた。吉原の店でバコバコ、夜景を眺めながらバコバコ・・・今さら「お座敷天麩羅」って雰囲気じゃないな。
「Kちゃん、何か食べたいものある?」
「んー・・・竜巻さんにまかせるよぉ」
「じゃあ、ホテルの中華に行くか?この上のフロアだから夜景もきれいだし」
「んー・・・」
「なに?」
「いや・・・なんか高そうだしぃ・・・」
散財している俺に気を遣っているらしい。いい子だ。そんなの全然気にしなくていいのに。
「じゃあさ、Kちゃんのオススメの店はある?」
「えーっとね、ジーンズ着用のとってもラフなシェフがいるフレンチか、ちょっと大衆的な雰囲気だけどとっても美味しいハンバーグのお店」
「どっちがいいの?(フレンチにするか・・・)」
「ハンバーグ!」
おおっと!外出デートでハンバーグか。しかし、彼女が食べたいと言っているのだからこれでいいのだ。
一緒にシャワーを浴び、身支度を整える。壁に設置された大きな鏡の前で化粧を直すK嬢。その様子をずっと眺める。ああ、この何気ない瞬間がとても素晴らしい。
部屋を出てエレベーターのボタンを押そうとすると、彼女が俺のシャツの袖を引っ張る。いつもの癖で、俺はスタスタとひとりで先に行ってしまったのだ。いかんいかん。彼女が腕を巻き付け、指と指を絡めてくる。俺は彼女の華奢な指を強く握り返した。
エレベーターに乗り込むと、彼女がキスをしてくる。ここは誰とも会うことがない吉原の店のエレベーターではないのだが、同じように大胆で濃厚なキスだ。ああ、とっても恥ずかしい。25階から1階までエレベーターで降りる時間がとても長く感じられる。
ホテルを出ると、とても心地よい風が吹いていた。日曜日の夜ということもあり、国際通りは結構な賑わいを見せている。K嬢と手を繋いで、そんな人の波の中を泳いでいった。
K嬢に案内されたのは、「大衆的」というより「ラフ」な感じのハンバーグレストランだった。ほぼ満員だったが、ちょうど二人で座れる席が空いたので、すぐ案内される。とりあえずK嬢オススメの「ロシア風ハンバーグ」と生ビール。そして、酒の肴になるものを数点オーダー。
吉原の店と違い開放的な場所で、我々は大いに飲んで食べた。二人で生ビールの中ジョッキを8杯、そして最後にウイスキーの水割りをもらう。レストランなのに居酒屋状態だ。ああ、気取って「お座敷天麩羅」や「パラダイスビューな中華」にしなくて良かった。
酔いがまわるうちに、いつもは話さないような話題が上がる。詳細は伏せるが、彼女の生い立ちや風俗で働き始めた動機などだ。まだ二十代前半だというのに、K嬢が語る彼女自身の物語は、俺の想像が及ばないぐらい奔放なものであった。
しかし、奔放であるにも関わらず、いつも誰かの目を気にしてきた彼女。セックスの時はエロ全開なのに、時折見せるそうした弱さに、俺は惹かれているのかも知れない。
「竜巻さんはSだけど、実は恥ずかしがり屋だってよく言うよね」
「うん、今もすごくドキドキしてるよ」
「ホントはね、わたしもすっごい恥ずかしがり屋なんだよぉ」
「うそつけ!」
「ひどーいっ」
隣の席を見ると、老夫婦がワインを飲んでいる。長い年月を経ても、日曜日の夜に洋食とワインで仲睦まじく語り合う関係・・・
「いいなぁ」と、心の声が思わず漏れてしまう。
「ん?」
「いや、お隣がとってもいい雰囲気だなぁって」
「そうね」
俺とK嬢にこういうヴィジョンはないと思うと、ちょっぴり切なくなる。もう一杯水割りでも頼もうか。それともワインがいいか。メニューを開くと彼女が首を振る。なに?
「もうお部屋に戻ろうよ。時間がなくなっちゃうよ」
時計を見ると、ラスト2時間。もうセックスはいいから、もっとお酒と君の物語を楽しみたい・・・とも思ったが、「せっかくの外出デートなんだから、竜巻さんに思いっ切りセックスを楽しんで欲しい」という彼女の気遣いを無下にはできない。
さんざん食べて飲んだのに、会計は一万円でお釣りがきた。安い!もう一度、彼女の気遣いにしみじみする。
店を出て、ちょっと強引に彼女の肩を抱いてみる。夜も更けてきたというのに、国際通りは相変わらずの人通りだった。俺に寄り添っている女の子はこんなに素敵なんだぜ!と自慢しまくりたい気分だ。
ホテルに戻り、エレベーターに乗り込むと、K嬢が俺の股間をさすってくる。おいおい・・・何度か失敗してようやくルームキーを差し込むと、25階の表示にランプが点灯する。ふう。しかし、俺がもたもたしている間に、彼女は俺のパンツのファスナーを降ろす・・・由緒正しいホテルのエレベーターで、こんなことをしてもいいのだろうか。彼女の指が俺のペニスを弄んでいる・・・ああ・・・興奮する。
エグゼクティブフロアに到着しても、彼女は悪戯を止めない。仕方ないので、ペニスを弄らせたまま部屋に向かう。幸い、人の気配は全くしない。
部屋の鍵穴にキーを差し込もうとすると、K嬢が俺の前にしゃがみ込んでペニスを口に含む。うをー!マジかよ!でも、ペニスはすでに第一チンボ汁を流しているぞーっ!
気持ちがいいので、そのまましばらく彼女のフェラチオを味わう。
なんてこったい。サプライズしてるのは俺の方じゃないか。
【
竜巻野郎の外出デート大作戦⑥】に続く・・・次回、いよいよ完結!?
今回のトップ写真は麻美ゆまさんの最新作「ギリギリモザイク 妄想的特殊浴場 本指名 麻美ゆま」からお借りしました。デビューして1年だというのに、最近のゆまちんの作品は円熟期に入った!と言っても過言ではない。要チェック!■DMMモッコリヒルズで楽しくお買い物♪麻美ゆま「ギリギリモザイク 妄想的特殊浴場
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