娘が生まれてから、わりと禁欲的な生活を送っている。
酒と煙草とセックスが好きな俺が?マジでぇ?
毎晩ビール2本、週に2~3回はワインだ日本酒だと飲んでいたのだが、今ではたまーにビール。
毎日2箱(40本)は喫うヘビースモーカーだったが、今では1日1箱弱。
ま、マジかよ?あにきぃっ!ふぅん・・・ふぅん・・・
いやぁ。こんな大人になるとは思ってなかったのでビックリ。
そして、プチ禁欲をイヤイヤしてるわけでじゃないことにも驚き。
喫煙したら手を洗ってうがいをしないと娘に近づけないし(面倒くさくて本数が減った)、酔っぱらってたら娘を抱いて遊ぶことも出来ないし。
良くも悪くも、娘が生まれてから、娘中心のライフスタイルに変わりつつある。
まぁ、それでも、たまには美味いワインが飲みたいなぁ・・・
というわけで、久しぶりに近所の酒屋へ顔を出した。
北関東の小さな酒屋だが、侮ることなかれ。
「神の雫」で紹介されるよりも前に、「カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」を俺に勧めてくれたのは、何を隠そう尻隠そう!この店のおばちゃんなのだ。
小売というよりは飲食店への卸が中心の酒屋なので、お手軽価格で美味しいワインが揃ってる。なにか美味いワインを飲みたいなぁという時は、迷わずここ。
久々なのでいろいろ話しているうちに、話題は3/11の大震災のことに。
幸い家屋に被害は無かったが、店に並べてあった酒瓶の半分以上は割れてしまったらしい。
いろんな酒が床に流れてしまい、後始末は阿鼻叫喚だったそうな。そして、割れなかった瓶もラベルが汚れてしまい、飲食店へは納入できないし、返品も出来ないので困っているとのこと。
で、おばちゃんが店の奥から出してきたのがこれ。
テッレ・デル・バローロ バルバレスコ(赤)[2004]。
ラベルがかなーり汚れているので、値引きしてくれるとのこと。おばちゃんのオススメならもちろん買うYO!
コルクを開けると、すぐ芳醇な香りが漂う。
グラスに注いで一口。少し渋みが強いか?
しかし、時間が経つにしたがって、上品で濃い味わいが口の中に広がっていく。
少しクセのあるチーズとか合いそうだな。
カツオの刺身、モッツァレラチーズの味噌漬け、ソーセージなどで頂く。
ああ、しあわせ。
てか、結局1本空けちゃったわ。ヨッパ~。
ああ、それと、娘が生まれてからのセックスだけど・・・
思わずプププと笑っちゃうような有様。
毎日のように放出していた、あの精子たちはどこに行ったのだろうか?
戸川純 - 諦念プシカンガ
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