刺身は包丁の角度で味が変わるという。
ステーキは肉の熟成具合やスパイスの馴染ませ方、そして火の加減で味が大きく変わるという。
素材の美味さを存分に活かした料理ほど、料理人の「腕」が物を言う。
それは分かっている。
しかし、Yes!ヒキコモリアン&自分大好きナルシスティック料理愛好家としては、「自分が作った料理は美味いんやでーパワー(根拠レス)」を加味すれば、充分ファンタスティックなディナーを満喫することが出来る。
写真に撮ることを前提にしたので、敢えてこんな盛りつけにしたけれど、どーですか?このサーロインステーキ。素人の俺が作っても、素敵なレアに焼き上げることが出来ました!
というわけで、無性に肉を食いたくなったので、深夜24時まで営業しているスーパーでお買い物。
○オーストラリア産牛サーロイン170g ¥580
○メイド・イン・
金谷ホテルの
チーズロード(円筒状の食パン。中に角切りチーズが入っている)一斤 ¥480
帰宅して、まず鍋で湯を沸かす。その間にベーコンを5mmぐらいの細切りにして、フライパンにオリーブオイルを引いて炒める。ベーコンが焼けてきたら水を注ぎ、一煮立ちしたら火を停める。
鍋の湯が沸いたところで、買い置きしておいたフィットチーネを茹でる。硬めが好きなのと、ソースを馴染ませる予定なので、茹で時間を2分短縮。
その間に、サーロイン肉に塩と黒胡椒。手で揉んで肉全体に馴染ませる。
それが終わったら、ボールに卵を1つ落とし、粉チーズをたっぷりふりかけてよく混ぜる。
フィットチーネが茹で上がるのを待つ間、チーズロードを厚めの輪切りにしてトースターへ。
鍋で茹でているフィットチーネを1本すくって食べてみると、ちょっと芯が残ってるぐらい。鍋の火を止めて、フィットチーネをざるにあけている最中にキッチンタイマーが鳴り響く。ナイスタイミング!
ざるで湯を切り、ベーコンを炒めたフライパンへフィットチーネをあける。弱火でベーコン+汁+フィットチーネを炒める。
もう片方のレンジにオリーブオイルを引いて火を点ける。油が温まってきたところでサーロイン肉を投入。ここで火を強火にして表面を一気に焼く。肉の表面が焼けたところ(10秒ぐらい)で裏返し。弱火にして蓋をしめ、しばし蒸し焼き。
フィットチーネのフライパンの火を止め、そこに卵と粉チーズをかき混ぜたものを注ぐ。ソースと麺をかき混ぜ、卵が固まらないようにレンジからフライパンを降ろす。
肉のフライパンの蓋を開けると、ちょうどよさげなタイミング!火を止め、まな板の上に乗せて切ってみると、中は素敵なレア☆ピンク!
ステーキ、そしてカルボナーラの順に盛り付け。カルボナーラには黒胡椒をふりかけ、味をみながら塩を足す。
ワインの栓を抜いているとトースターがチン!
ふう。この間30分。
無謀な献立を考えたので、時間との戦いであった。
気分は「ひとり料理の鉄人」。
ああ、それにしても。
今、書いていて思ったんだけど、料理の手順を文章化するのって、セックスの手順を文章化するのに似てるね。
そうか。
俺が俺流の料理にこだわるのは、そういう共通点があったからなのか(笑)
キャンティ・コッリ・セネージ [2005](赤)
産地:イタリア トスカーナ地方
生産者:ジェオグラフィコ(農協)
格付け: DOCG
葡萄品種:サンジョヴェーゼ種85%、カナイオーロ15%
甘辛度:辛口
ボディ:ミディアムボディ
いつもの酒屋のおばちゃんに勧められて購入した赤ワイン。
たしか¥1,300ぐらいだったと思う。
赤ワインはいろいろ試してみたけれど、俺にはイタリアワインがいちばんマッチしているようだ。
適度なドライ感、渋み、そして濃厚な味わい。
肉や卵との相性もバッチリ。
超お気に入りなカサーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツオが特別な日に呑む1本だとしたら、これは普通に夕食時に呑みたい1本だなぁ。
食事をしながらボトルを半分空け、このログを書いているうちに・・・すでに空。
ああ、多分、このログは明日あたりに大幅に書き直すような気がする。
それではおやすみなさい。
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