快楽亭日乗R　I Wanna Be Loved By You

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I Wanna Be Loved By You

花のお江戸のパラダイス☆吉原遊郭。
その頂点に君臨する花魁ともなれば、手練手管を遣い、客に思い通りのことを言わせることが出来たという。

「なにかと物入りだろう。少ないけれど遣っておくれ」

「明晩、また会いにくるよ」

「お前だけを愛している」

疑似恋愛だと分かっていながらまんまと仕向けられてしまうのは、お前の期待に応えたいと思うから。

俺が欲しいのはお前の愛。
俺が愛しているのと同じように、お前からも愛されたい。

ああ、なんと愚かな。

※　　　　※　　　　※　　　　※

仕事のストレスによるものなのか？はたまた年齢のせいなのか？
俺のペニスは絶不調期を迎えていた。

■おそらくその引き金は桜町の馴染みとの･･･
【馴染みの風俗嬢とセックスをするということ（右）】(07/10/31)

Ｙ嬢とのセックスの後、ペニスから急激に覇気が消え失せた。
朝勃ちはしないのは勿論のこと、歌舞伎町名物を眺めてもハーフエレクト。

しかも、完全に硬くなっていないまましごいてダスことのなんと虚しいことよ。

マスタベに対する･･･そして、セックスに対する興味が･･･

そんな悶々とした状態で2週間。
（実はそんな理由で「快楽亭」の更新をサボっていました）

10月28日。
吉原の馴染みＫ嬢のところへ遊びに行って来た。

もう外したくない。
ハメてる途中に萎え萎えなんて思いはしたくない。
そんな思いでいた俺は煙草と酒の量を減らし、食事にも気を遣い、そして睡眠時間もバッチリ取り、体調を万全にしてこの日に備えていた。

待合室では景気づけにビール！が恒例だが、この日はヘルシーにオレンジジュースをオーダーして策を練る。

今日は心も身体もエローに浸りまくる！
そのためには･･･

予定時刻を少し過ぎたところで声がかかる。
待合室を出るとセクシーなドレス姿のＫ嬢が立っていた。

「めずらしいね･･･」
「え、なに？」
「いや、いつもＫちゃんの寝坊で30分ぐらい遅れるのに」
「ひどーい。そうだけどさ（笑）」

手を繋いで階段を昇る。
今日は最上階らしい。メタボな身体にこの運動はキツいぜ。

「この奥の部屋だよ」
「Ｋちゃん！」
「にゃ？」
「ちょっとトイレに寄っていっていいかな･･･」
「えー･･･もしかして誘ってるぅ？（笑）」

う･･･バレてる？

快楽亭の読者ならもうお分かりだろう。
前回、Ｋ嬢がしてくれた恥ずかしいプレイを、俺はもう一度やろうとしているのだ（笑）

■おぼえていーますか？手とペニスが触れ合った時♪
【三月うさぎ : John's Adventures In Wonderland】(07/09/23)

Ｋ嬢に荷物を預けて便座の前に立つ。
ファスナーを開けてペニスがこんにちは。しかし、尿はでない。

当たり前だ。
前回はホントに尿意があって、アクシデント的に起こったプレイなのだから。

「ふふふふふ」

笑いながらＫ嬢が俺の背後に立つ。
そして、猥褻な指遣いでペニスを弄び始める･･･うう･･･恥ずかしい･･･しかし、気持ちいい･･･

すると、突然、尿意が･･･
Ｋ嬢に指を添えてもらったまま、便器に虹を描く。

ふう。

排尿が終わったところでキス。
舌を絡めて、ねっとりいやらしく。

唇を離すと、彼女が笑っている。

（きれいにして欲しいんでしょ？）

声に出さなくても、その目はそう言っている。
もちろんYes！

俺の前でしゃがみ、彼女がペニスを口に含んでくれる。
尿の飛沫が付着している汚いペニスを、愛おしそうにねっとり舐め上げてくれる。

便座を倒して腰掛け、フェラチオをたっぷり味わう体勢に。
ああ、トイレでこんなことしてていいのか！的な背徳感がペニスに熱いエネルギーを･･･！

頭を掴んで、根元までグッと咥え込ませる。
下腹に彼女の荒い息があたり･･･くーーーっ！たまらん！
ああ、今日はもう、このまま彼女の口の中にぶちまけてしまいたい！

そんなドス黒い欲望に駆られた瞬間、ドアの外で物音が聞こえる。
別の客と女の子が廊下を通り過ぎたようだ。

我々がトイレに籠もっているのは･･･バレているのだろうか？（笑）

「Ｋちゃん･･･」
「ん？」
「そろそろ部屋に行こうか？」
「うん」

【I Wanna Be Loved By You Vol.2】に続く