アダルトビデオの楽しみ方は、超美形&超巨乳のAVアイドルがバコバコ☆セックスしている痴態を眺めることだけではない。日常ではありえない、ウルトラ馬鹿馬鹿しいセックスを眺めるのもAVならではの醍醐味。
俗に
「企画モノ」と呼ばれるAVだ。
企画モノは「作品コンセプト」や「監督のキャラクター」が全面に押し出される。中にはとんでもなくエローなものもあるが、どうしても「笑い」が突出してしまう感がある。
例えば
バクシーシ山下監督の
「M(MURANISHI)ドラッグ」。
村西とおるという毒に犯されまいと必死に抵抗する
野々宮りんの姿は・・・エローというより「お笑い」だ。ま、村西とおる自体、究極の爆笑兵器なのだが。
■極私的AVレビュー【
誰が帝王を殺したのか? : 野々宮りん+バクシーシ山下監督 「M(MURANISHI)ドラッグ」】(06/11/12)
さて、ふだんは「超美形&超巨乳のAVアイドルがバコバコ☆セックスしている痴態を眺める」ことが大好きな俺だが、久々にぶったまげた企画モノが
京本かえで主演+
ビーバップ・みのる監督の
「僕と企画女優の生きる道」だ。
働くことが嫌いなヒモ体質のビーバップ・みのる監督が、企画女優・京本かえでの家に転がり込み、同棲生活・・・いや、洗脳生活を過ごした37日間の記録。
「女の子とすごく仲良くなって、すごく幸せな気分にしてから、すごく嫌がる事をしてみたい。」(
ビーバップ・みのる監督の日記より)
肉体的な凌辱ではなく、精神的なレイプをテーマにした本作は、ある意味とてもえげつない。ビーバップ・みのるという男の詐欺師的キャラクターも相俟って、全編いや~な感じが漂う。
デリバリー・ピザの代金を身体で払わせたり(フェラ抜き☆)、口八丁手八丁に乗せて風俗で働かせたり、財布の金をこっそり抜いたり、SMチックな凌辱セックスでハメ撮りしたりと、ビーバップ・みのるは京本かえでに非道の限りを尽くす。
しかし、驚くべきことに、数日間を共に過ごすうち、彼女はビーバップ・みのるに情を抱くようになる。
「俺はお前を好きに決まってんじゃ~ん!」
この空々しい言葉に瞳を潤ませる京本かえで。極度の寂しがり屋・・・というかM体質?
その後もビーバップ・みのるの非道はエスカレートする。ある日、彼女の部屋に別のAV女優を連れ込み、「仕事だから」と言いながらセックスを始める。初めは気にしないようにしていた京本かえでは、やがて泣き出してしまう。
また別の日。風俗の仕事から帰ってきた京本かえでを優しく出迎えるビーバップ・みのる。彼女にアイマスクをさせてセックスを始めるが・・・途中で、奥の部屋に隠れていたAV男優とチェンジ!
マスクを外され、状況を理解した京本かえでが泣き叫ぶ。見ず知らすの男のペニスでガンガン突かれながら・・・
「なんで!ねぇ、なんで?」
そして撮影最終日。
「ビデオで撮影するのは今日で最後だけど、俺はお前のことが大好きだから、本当に付き合おう!」とビーバップ・みのる。
高級ホテルのスイートルームにエスコートし、純白のウエディングドレスをプレゼント。嬉しさのあまり涙ぐみ、ビーバップ・みのるの求愛に応える京本かえで。しかし、これらの費用は、すべて京本かえでの貯金を勝手に引き出して捻出!という手の込んだ非道ぶり。
そして、この後、さらに彼女が泣き狂う残酷な仕打ちが・・・!
※この先の展開は是非その目で確認を。とっても胸が悪くなること請け合い!(笑)いやー、恐ろしい。
これはビーバップ・みのるという男のドス黒い欲望、そして内面をそのまま具現化したアダルトビデオだ!
非道の限りを尽くし、胸が悪くなるようなシーンのオンパレードであるにも関わらず・・・俺はビーバップ・みのるという男を嫌いになれない。いや、むしろ絶妙のタイミングで出されるテロップや音楽、そして彼の演出にクスクスと笑ってしまった。もちろん、本気で泣き叫ぶ京本かえでをカワイイと思ったし、エレクトもした。
笑いとエローが交錯した極上のエンターテイメント!
この作品は、
「ナンパ第三世代」というシリーズでビーバップ・みのる監督が駆使してきた手法(ビーバップ・みのるという軽薄で怠惰で悪意あるキャラクターを全面に押し出し、素人ギャルをナンパ→金と口八丁でハメ撮り→やり捨て)を完成させたものであり、間違いなく
彼の代表作と言っていいだろう。
いや、大袈裟かも知れないが、
「今年絶対観るべき1本」と言っていいかも知れない。
さて、この作品には恐るべきエピローグがある。
全ての撮影が終わり、部屋を出ていこうとしたビーバップ・みのるに対して、京本かえでが取った行動は・・・?
本当に恐ろしいのは最低男ビーバップ・みのるではなく・・・ああ、俺はホンモノのM女というものを理解していなかった。
これもまた、観てのお楽しみということで!
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ビーバップ・みのる監督
「僕と企画女優の生きる道」Dogma06/09/15 Release!
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