快楽亭日乗R　恥ずかしいパコパコ

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恥ずかしいパコパコ

昨夜のログが、なぜエスワンの「パコパコ」シリーズから始まっているのかというと。
実は結城市の手延拉麺カーターという店で、名物パーコー麺を食べてきたからなんだけどね･･･

パーコー麺 → パーコー → パコパコ

でも、俺が大好きなのは「パコパコ（Pako-Pako）」じゃなくて、「バコバコ（Bako-Bako）」だったんだけどね

剛速球で「パーコー麺 → パーコー → パコパコ」オチにしようと思ってたんだけど、前半部分（AV女優の物語を愉しむ）をあまりに熱く書きすぎたので、こりゃーこんなオチにするのは勿体ないなーということで却下。

本日、改めてご紹介。

パーコーとは漢字で「排骨」と書く。
元々、豚の骨つきあばら肉･･･つまりスペアリブのことを指しているようなのだが、日本だと豚肉のから揚げを指す場合が多い。つまり、パーコー麺とは豚のから揚げを乗せたラーメンだ。

北関東ではそれほどメジャーな食べ物ではないが、これを看板にしている店はポツポツと存在している。

で、手延拉麺カーターである。
水戸方面から国道５０号線を西進。JR結城駅北口から徒歩5分ぐらいのところにあるのだが、店構えがラーメン屋ぽくないというか･･･まるでスナックか喫茶店のよう。

「ラーメン」という看板が出ているのに、気付かないで2度も車で通過してしまった（笑）

手延拉麺カーター

こんな感じ。
頭に浮かぶスタンダードなラーメン屋の外装とはあまりにかけ離れている！

そして、店内はラーメン屋というか･･･
ちょうど昨日は結城でお祭りがあったらしく、ハッピ姿のおっちゃんたちで満席＆酒盛りブレイクで居酒屋状態！

なんとか空いている席（座敷）に座り、パーコー麺を注文すると･･･

「30分ぐらいかかるけどいいですか？」とおばちゃん。

その口調は、今夜はこんなだし、よかったら帰ってもらってもいいですよ！と言っているようにもお取れる。

うーむ。
どうしよ？

この酔っ払いオヤジたちの中で30分も待つのはなんだよなぁ。
しかもこの雰囲気･･･ホントに美味いパーコー麺が出てくるのか？

ちょい悩んだが、せっかく豪雨の中やってきたのだ。そのまま待つことにする。

おばちゃんが戻ってしばらくすると･･･
厨房の奥から「バタン！バタン！」と大きな音が聞こえだす。

おお！確かこの店の名は「手延拉麺カーター」！
オーダーを受けてから麺を打つ（延ばす？）のか。こいつは期待できる･･･かな？

ハッピおやじたちのバカ話に耳を傾けながら待つこと20分。
ちょい早めにパーコー麺がやってきた（トップ写真参照）。

スープはさっぱり醤油味。鶏ガラと野菜かな？
具はほうれん草、メンマ、ネギ、そしてパーコー！
薄めの豚肉にカラッと揚がった衣。肉には醤油と生姜で下味が付いているようだ。なかなか美味い！

そして。
ついさっき厨房で「バタン！バタン！」とやっていた麺は太めのストレート。
コシが強く、触感はツルっとした感じ。

ヤヴェ。
美味い！

食べているうちにパーコーの油がスープにしみ込み、あっさり→コクも出てくる。

いやぁ。
何事も見た目で判断してはいけないねー。
まさかこんな場末チック（お店のおじさんおばさんごめんなさい）な店で、こんな美味いパーコー麺が食べられるとは！

宴会おやじたちの真っただ中で、ひとり黙々とパーコー麺をすする俺。
最後の一滴までスープを飲み干して完食。

ぷはー！と丼を置くと。

「ラーメン！」
「ラーメン２つ！」
「こっちはパーコー麺！」

と、さっきまで酒盛りをしていたハッピおやじたちがラーメンをオーダーしだす。

え？なに？
パーコー麺を食べている俺のことを見てたの？

恥ずかすぃ。
ちょっと顔を赤らめ、そそくさと店を出る。

でも、ちょっとクセになりそう。
また来ちゃうかもね。