「あ~。今日はもう家に帰ってマスタベでもするか!」
デスクワーク中に煙草を燻らせながらこんな発言をしたら、「ハイハイハイハイ・・・」と軽く流されるか、「竜巻部長、いい加減にして下さい!セクハラで訴えますよ!」と怒られるかのどちらかだろう。
しかし、口許のホクロがセクシーな女性が言ったとしたら・・・カッコイイ!
こんな価値観はおかしいだろうか?
さらにもう少しワガママを言わせてもらえば、「今日はなんだかムラムラしてるから、貴方のザーメンを飲ませて☆」と耳許で囁かれたら、彼女以上にカッコイイものは地上に存在しないと断言してしまう!
椎名林檎「加爾基 精液 栗ノ花」TOSHIBA EMI[詳細を見る]椎名林檎の3rdアルバム。「カルキ ザーメン クリノハナ」と読む。彼女はソロと「東京事変」で5枚のオリジナルアルバムを発表しているが、竜巻野郎的ベストはこれ!
男が発するとウザいだけのエローな言葉も、椎名林檎のようなセクシーな女性が美しい旋律で歌い上げれば格好良くなる・・・
多分、これは女性差別的な考え方だと思うが、エローには差別があっていいのだ。だって、長身スレンダーで超ドM&セックス・マシ~ン♪な吉原のK嬢とはいくらセックスしても飽きないが、ブスの瞳に恋なんてしないもの。
ああ、淫靡な言葉を撒き散らす椎名林檎はエレガント・・・それとも、俺には女王様に淫語で責められたいという願望でもあるのだろうか?
会社からの帰り、車の中で「加爾基 精液 栗ノ花」をフルボリュームで聴いていたら、あの映画のことを思い出した。椎名林檎が企畫、音樂、そして出演まで果たした「百色眼鏡」だ。
時は昭和初期?女優・葛城楓(小雪)の身元調査を依頼された天城(小林賢太郎)は、偶然を装い彼女に近付く。楓の誘いで度々家を訪れるうちに、貞淑な彼女に惹かれていく天城。ある夜、張り込みをしていた天城は壁穴から部屋の中を覗き込む。そこで彼が見たものは・・・
昼は貞淑な女が、夜は淫靡に男を誘う。ルイス・ブニュエルの
「昼顔」(カトリーヌ・ドヌーヴが昼は娼婦で、夜は貞淑な妻という役柄を演じる)でも描かれていたように、女性の二面性は昔から男を惑わす永遠のテーマだ。「百色眼鏡」では昼間の貞淑な楓を小雪が演じ、夜の淫靡な顔を椎名林檎が演じる。現代的なルックスの林檎に対し、大正~昭和の映画女優っぽい小雪を配しているところがなかなか面白い。
淑女が淫靡に豹変する。男はそんな妄想でエレクトすることをよく知っている椎名林檎は素敵だ。
いかにも椎名林檎的な世界観を描いた短編映画。しかし、残念ながら内容は観念的すぎて、いわゆる「映画」としては楽しめない。椎名林檎が好きな人にだけオススメ。
「百色眼鏡」企畫・音樂・出演 椎名林檎
監督 番場秀一
出演 小雪 小林賢太郎 大森南朋
2003年日本映画 カラー 40分
TOSHIBA EMI[詳細を見る]■DMMモッコリヒルズで楽しくお買い物♪椎名林檎「茎(STEM)~大名遊ビ編~」TOSHIBA EMI[詳細を見る][レンタルする]「百色眼鏡」ではアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」とは異なり、英語詞の「茎(STEM)」が主題歌として使われている。それをシングルカットしたのがこれ。めっちゃ格好ええで。
DMMのCDレンタルでに「加爾基 精液 栗ノ花」がないのは
タイトルがエロすぎだから?アホかー!傑作なのに。
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