十年一昔と言うけれど、本当に月日の流れは早い。「売春」を「援助交際」というオブラートに包んだ言葉で表すようになってから、もう随分経つ。
先日、吉原で遊んだ後、某情報館でにじはんと待ち合わせ。店主のL氏を交えて、最近の吉原話を少々。その日遊んだA嬢は多分、26~7歳ぐらいだと思うけど、とてもエロエロでよかったよーという話をすると・・・
「そういえば、最近の吉原で働いている女の子たち、中でも主力の26~7の子たちって、第一次援交世代なんですよねー」とL氏。
90年代の中頃から後半にかけて、女子高生たちは「コギャル」+「援交」セットで語られていた。独特のカルチャーを持つ女子高生たちが、中年オヤジに身体を売る姿が小説、コミック、雑誌、テレビモニタ、そしてスクリーンと様々なメディアに映し出された。中でも鮮明に記憶に残るのは映画「ラブ&ポップ」。
大ヒット・アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が、村上龍の「ラブ&ポップ トパーズⅡ」を実写映画化。主演はオーディションで選ばれた無名の女の子たち(三輪明日美&仲間由紀恵!)。デジタルビデオカメラで撮影した映像は、悪く言えば素人っぽいが、妙なリアリティを醸し出している。
そして、この映画は必ずスクリーンで見るべきだ。ビデオの画像をキネコ(フィルムに移し替えること)しているせいで、全編に渡って画面がざらついているのだが、ラスト・・・渋谷川を並んで歩く主人公たちの姿が、「あの素晴らしい愛をもう一度」の旋律と共に、突如、35mmフィルムの美しい映像で映し出される。
誤解を恐れずに言えば、このラストのために映画「ラブ&ポップ」は作られたのではないか?と思うほどの美しさだ。そして、この素晴らしさはテレビモニタで感じることはできない。
やりたいことや欲しいものを手に入れるためにはお金が必要だ。そして、女子高生は金になる。デパートで見かけたトパーズの指輪を買うために、短絡的に「援助交際」に走る裕美(三輪明日美)。カラオケボックスでマスカットを噛んで欲しいというオヤジ、一緒にレンタルビデオ屋に行って欲しいという青年。大人たちの異常な欲望に晒される裕美は、「キャプテンXX」と名乗る好青年(浅野忠信)とホテルに入り・・・
「トパーズの指輪」は、満たされない裕美の心を埋める「何か」であるはずなのだが、その宝物を得るために、売春というさらに空虚な行為に走る。
夕刻、お金を握り締めた裕美がデパートに走る。しかし、ギリギリ閉店時刻に間に合わず、「トパーズの指輪」を手に入れることはできない。そして、その時、自分の心の隙間を埋めるのは、「抽象的な何か」ではないことに気づいたのかも知れない。キネコの荒れた画面の世界よ、さようなら。美しい35mmフィルム画面の世界を歩き始めます。
「ラブ&ポップ」が上映されてから10年近くの歳月が流れた。吉原の女の子たちは、相変わらずキネコの荒れた画面の中で、「トパーズの指輪」を探しているのだろうか?
いや、俺自身がまだ、何かを探しているのかも知れない。
「ラブ&ポップ」監督 庵野秀明
出演 三輪明日美 仲間由紀恵 浅野忠信
1998年 日本映画 カラー 110分
ラブ&ポップ - エンディング
と、グダグダ書いてしまったが、実はこの映画の見所は・・・
仲間由紀恵の黒いビキニ姿!乳はないが、かなりセクスィー!
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