それまでの映画の常識を覆したとか、ヌーベル・ヴァーグの代表作とか、仰々しい形容詞をつけて紹介されることが多いけれど、ゴダールの「勝手にしやがれ」は単純におしゃれで格好いい。
登場人物がいきなりカメラに向かって話し出したり、手持ちカメラで画面をブレさせたり、画と画の間を編集でカットしてしまったり、音楽や効果音をブツ切れにしたり。ハリウッドで大量生産された映画を「常識」だと思っていた当時の人たちからすれば、こうした手法は衝撃なのかもしれない。けれど、現在では、アートシアターでかかるような映画や深夜のへんてこなドラマのみならず、アダルトビデオでも使われるような「常識」的な手法になっている。
それもそのはず。なんと、この「勝手にしやがれ」が公開されたのは今から約50年前なのだ。それまでの常識を覆した異端の作品が、今や「古典」となっているところが面白い。いや、案外、「古典」と呼ばれるものは多かれ少なかれ、同じような道を辿っているのかも知れない。極端に狭い茶室に、一切の無駄を排した黒い碗、そして「わび」と「さび」。千利休も当時の常識からすると、相当アヴァンギャルドなオヤジだったはずだ。
さて、その斬新な手法を際立たせるためなのか?「勝手にしやがれ」のストーリーとキャラクターたちはかなりシンプルに作られている。盗難車を運転中、スピード違反で捕まりそうになったチンピラ(ジャン・ポール・ベルモンド)は、警官を殺害してしまう。気まぐれだがとってもキュートなアメリカ娘(ジーン・セバーグ!超キュート!)を伴い、南仏へと逃げようとするが・・・
破滅的な方向へ自ら進んでいく男。愛と裏切り、天使と悪魔の両面を持ち合わせた女。シンボリックなふたりが、シンボリックなストーリーを紡ぎ出す。
アメリカ公開時のタイトルは"BREATHLESS"(息切れ)。破滅的なふたりの愛に息が詰まる?フィルムノワール(犯罪映画)のような展開に固唾を飲む?それとも、常識をブチ壊したこの映画の文法に溜息を吐く?
それはさておき、画面に映し出されるふたりのファッション、ライフスタイル、パリの町並みはおしゃれで格好いい。ゴダール信者に怒られるかもしれないれど、パソコンで作業をしている時のBGV(音楽もいいよ!)としては最高だ。もちろん今もモニタに流している。
さて、しばらくブログの更新を止めていたのは、仕事が忙しいとこともあるのだが、ここ数日、「ペニスレス」な状態が続いていて、エローなログを書く気が起きなかったというのが正直なところだ。
ボイン☆が嫌いなら
マスタベが嫌いなら
セックスが嫌いなら
勝手にしやがれ。
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監督 ジャン・リュック・ゴダール
出演 ジャン・ポール・ベルモンド ジーン・セバーグ
1959年フランス映画 モノクロ 86分
(写真をクリックすると裏面が見られます)
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