ソフト・オン・デマンドらしさってなんだろう?
バカバカしいことを実行し、そこから生まれるナンセンスな笑いを追究するということか。
地上20メートルでセックスしたり、全裸でバレエを踊ったり。
本作の冒頭、監督(?)が「今日は夏目ナナの素顔を撮りたい」と語る。
彼女の1日に密着するのだが、ごく普通の1日で済むわけがない。
グラビアの撮影現場(なぜか銭湯)、ビデオ屋でのサイン会、移動中のタクシー、SOD社内での会社説明会、マッサージ店、そして自宅。
スタッフの仕掛けにことごとくハメられ、ヤリまくりイキまくりのセックスを強要されるナナ。
その度に「あんなー、今日のグラビア撮影なんか変やねん」とマネージャーにぼやく・・・。
そう、これはやらせだ。
かなり大胆に開き直った。
そして、ハメられる度にナナのぼやきは繰り返される・・・。
「やらせ」や「お約束」が悪いと言うつもりは毛頭ない。
むしろ、本作くらい大掛かりにすれば、「ああ、こういう文法のAVなのね」と頭を切り替えて観ることは可能だ。
バラエティ番組にセックス・シーンを付けたものを想像してもらえば話は早い。
面白さを優先したあからさまなやらせ+くどいくらいのマンネリズム(お約束)。
そういうものを観ているのだと、脳味噌をシフトさせればいい。
ただペニスをエレクトさせて、マスタベするだけなのに、何故そんなややこしいことをしなければならないのかは不明だが。
というわけで、作品全体のカラーは俺的にはイマイチ。
夏目ナナのセックス・シーンについては・・・
久々にエロい彼女を観たような気がする。
特に最初のグラビア撮影現場(なぜか銭湯)でのセックスはMAXエレクチオ級。
フンドシ一丁の恥ずかしい姿で、なし崩し的に男優3人から陵辱的なセックスを強要される。
続いてサイン会では、ファンの皆さんにひたすらフェラ→童貞くんとの公開セックス。
タクシーで移動中、ゲリラ的に乗り込んできたファンから顔射の洗礼。
SOD社内で衆人環視の中セックス、マッサージ店で恥ずかしい悪戯を受け、最後の「自宅」では男優たちと大乱交。
とにかく180分間やりまくりだ。
大物女優に多少、気を遣っているのかな?という部分も見え隠れするが、あの夏目ナナが企画女優のようなセックスのオンパレードというのはかなりエロい。
だが裏を返すと、今後、夏目ナナに単体女優のユルーいセックスを見せられても、エレクトしない可能性大だ。
AV女優の賞味期限は短い。
今ではAVから足を洗い、深夜テレビ番組に活躍の場を移した及川奈央も、AVでの延命を図るためぶっかけやアナル・ファックなどハードなセックスにチャレンジした。
はたして夏目ナナは、これから何処へ行くのか・・・。
夏目ナナ
「『超』ヤリまくりイキまくり24時間 夏目ナナ完全ゲリラSPECIAL~SOD社内・タクシー・銭湯・自宅etc~イタズラしまくりハメまくり!超SEX拡大3時間ヴァージョン」
ソフト・オン・デマンド★★★☆☆
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