あいだゆあでも蒼井そらでもなく、
あの時、俺は真っ先にこのDVDをプレイヤーに入れた。
パッケージには「究極の精神的レイプ」「娯楽枠超越のヒステリックドキュメント」とある。
「そろそろヌルいAVには飽きてきたんだろ」
「アブノーマルなセックスが見たいんだろ」
誰かが俺の耳許で囁いた。
AV版青年の主張・・・冒頭にそのようなテロップが流れる。
ステージ上でAV女優たちが自分の生い立ち、AVの仕事を始めた動機・きっかけ、そして、自分が如何にプライドをもってAVに出演しているかを語る。
しかし、聴衆からは怒号の嵐。
すべてを否定された彼女たちは、ステージ上で聴衆から屈辱的な仕打ちを受ける。
ところで、俺が「ドキュメンタリー」と呼ばれるAVをあまり見ないのは、上手く騙してくれる作品にとんと出会ったことがないからだ。
別にやらせでもいい。というか、カメラにきっちり写るハプニングなんてものはそうそうないことくらい知っている。
頼むから上手く騙して欲しい。
そういう意味で、この作品はリアルなドキュメンタリー風AVに仕上がっている。
精神的に打ちのめされ、目に涙を溜めた女AV女優たちが無理矢理ペニスをくわえさせられる様は真に迫っている。
240分という長丁場にも関わらず、ほぼ早送りをすることなく鑑賞することができた。
しかし、残念ながら俺のペニスはMAXエレクチオとまではいかなかった。
何故?
うーん、出演している女の子たちが今ひとつ・・・というのが理由かな。
いちばん期待していた月丘うさぎは司会者役で、聴衆の怒号に晒されることはない。
(彼女については特典映像に、収録後の控え室で他の女の子2名+監督との4Pハメ撮り映像がある。しかし、あの「絶叫エクスタシー」に比べると怖ろしくテンションが低いセックスでイマイチ)。
いちばんの収穫は、菊原まどか。
他の女の子に比べるとルックス、スタイルは飛び抜けていて、彼女の陵辱シーンが抜きどころだ。
この子については初見だったのだが、
ウタマロ代表が彼女の主演作「見世物小屋」を賞賛しているので、今度チェックしてみよ。
特典映像2として、撮影前(企画段階?)に女の子たちが監督と面接している様も収録されている。
制作会社のオフィスで撮影されているようだが、監督の「じゃあ、脱いでみてください」の一言で、女の子たちはいともかんたんに裸体を晒す。
いやーAV監督っていいですね。
さすが、銭湯の番台と並んで「男がやりたい職業ベストワン」だけはある(笑)
とはいえ、面接の様子を見ていると、AV女優のプライドをくすぐるような話し方を交えていて、ああ、気遣いができる人じゃないと務まらねーなーという感じではあるが。
甲斐監督はすでに「AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくるPART2」も撮影済みらしい。
俺にとっては抜きの実用度は低かったが、多分、次も見ちゃうかな。
菊原まどか 星月まゆら 沖那つばさ 高知香澄 月丘うさぎ
監督 甲斐正明
「AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる」 ★★☆☆☆
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