ようやく「利休にたずねよ」読了。
400ページ超の小説を読むのは大変だなぁとちょっち敬遠していたのだが、読み始めたら一気!
千利休、豊臣秀吉、細川忠興、古渓宗陳、古田織部、徳川家康、石田三成、山上宗二、長次郎、織田信長、そして、侘び寂びの大家☆武野紹鴎まで登場!
紹鴎を除けば「へうげもの」ファンにはお馴染みの面々。読み始めの頃は、「へうげもの」キャラを思い浮かべていたのだが、いつしか俺の頭の中の利休、秀吉は「花の慶次」のふたりに。なぜだ?
やがて織部の登場シーン。俺が思い浮かべたのは仲代達矢。
そうか!利休、秀吉も「花の慶次」キャラではなく、利休=三國連太郎、秀吉=山崎務を思い浮かべてたんだなぁ(「花の慶次」の利休、秀吉は前述のふたりをモデルにしている)。
勅使河原宏の「利休」「豪姫」のような、美しさと色気の溢れた世界観を感じていたのだ。きっと。
物語は利休切腹の当日から過去に遡っていき、利休の「美」のルーツを明らかにしていく。
新聞王ケーンの出発点が「Rose Bud」にあったように、利休にも…
ぜひぜひ映画で観たい作品だが、勅使河原宏は既に亡く、色気にまみれていた前出の三俳優も、それぞれの役を再度演じるには枯れている。
頭の中で思い浮かべているのが吉ということか。
エローなお買い物はアジア最大のエローサイト「DMM」で!
- 関連記事
-