Sくんは東京の某有名私大の4年生で、来年の春から誰でも知ってる大手食品会社での勤務が決まっているという。前途洋々たるスヴァラしい若者だね!
先月、彼はアルバイト先で知り合った女の子を海外旅行に誘った。
単なる友達だと思っていた女の子はなんで?と思いつつ、ロハで海外に行けるならラッキー♪と、誘いを受けることにした。
「ていうかね、Sくんはすっごくマジメで純情な子だから、そういうことにはならないと思ってたんだよねー(笑)」
旅先で若い男女が同じ部屋に泊まり、そういうことにならないはずかない。ましてやFカップのボイン☆でカワイイ女の子と同室だぞ!
しかし、彼女の想像通り、旅程は何事もなく進んでいった。但し、Sくんはもの凄い寝不足だったらしいけど。そりゃそーだ。あんな肉体凶器を横に置いて安眠できるはずがない。
最終日の夜、Sくんは意を決して女の子に言った。
「同じベッドで一緒に寝ようYO!」
女の子は予想通りとはいえ、あまりに何にもないのはどーなの!と思っていた。なに?私に魅力がないわけ?
そんなことも手伝ってベッドイン。互いの身体を愛撫し、いざ鎌倉!の段で、Sくんはコンドームを取り出した。
「なんだかんだ言って、やる気満々だったんだよねー。コンドーム用意してたってことはさ(笑)」
「男が女を旅行に誘ったら、ふつうそれしかないだろ!(笑)」
ところが。
これからインサートという時に、Sくんの丹田は緩みに緩みまくって、結局役に立たなかったそうな。
彼女によれば、Sくんはチェリーだったんじゃないかって。
せっかく女の子を海外旅行に誘い出したっていうのに…残念!
「で、その後どうしたの?」
「どうって?」
「パクパクしてあげなかったの?」
「なんか、そういうのはダメだって言われた」
「パクパクだめなの?」
「うん」
「じゃ、しなかったんだ?」
「うん」
「ばっかでー!」
「はは」
「その後、Sくんとはどーなったの?」
「日本に帰ってきた後はメールも電話もない」
「ふーん」
「あ、これお土産ね」
「あ、ありがと…でさ…」
「うん」
「気持ち良過ぎて、ハンドル操作を間違えそうなんだけど…」
「竜巻さん…元気だよね(笑)」
そんなことを嬉しそうに話しながら、車の中で俺の大金時殿を愛撫してくれるAちゃんってとても素敵だ。
Sくん…ごめんね。
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