快楽亭日乗R　ぼくの手塚治虫

スポンサーサイト

上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--------(--:--) :
スポンサー広告 :

ぼくの手塚治虫

今月の東京人は手塚治虫特集。
というわけで買っちまった。
東京人とか別冊太陽は、気になる特集をやってるとついつい買っちゃうんだよなー。
記事はほとんど目を通さず、パラパラめくって写真見て終わりなのに。

さて。
俺の手塚治虫事始めは「鉄腕アトム」！ではなく。
「ジャングル大帝」と「リボンの騎士」なんだよな。
子供の頃、何度も再放送されてて、あのキレイなビジュアルとミュージカル風味な作りが大好きだった。

俺にとっての手塚治虫は、愛と勇気と希望の人。
だった。

そんな認識が変わったのは大学に入ってから。
学校の前にあった喫茶店には死ぬほどマンガが置いてあって、よくカレスパ丼とコーヒーだけで半日粘り読みまくった。今思うと相当迷惑な客だったと思う。ごめんねマスター。

最初の衝撃は「どろろ」。
なんじゃこりゃー！
子供の頃から慣れ親しんだ手塚治虫のカワイイ絵柄なのに、こんな血生臭い物語が展開されるなんて！

さらに衝撃を受けたのは「きりひと讃歌」。
な・な・な・なんじゃこら？
手塚治虫という人はヒューマニズムの人だと思っていたのに、こんな猟奇的な･･･こんな差別的な･･･こんな非人間的な･･･ま、テーマはヒューマニズムなんだけど、絵柄も登場人物もストーリーも尋常じゃない。

因みにさっき読み返してみたんだけど、ヒロインが３回ぐらいレイプされちゃうんだよね。しかも、主人公の親友に。なんなんだ、この手塚治虫は！

そして、手塚治虫は究極の猟奇趣味、変態趣味の持ち主ではないだろうかと本気で疑ったのは「MW（ムウ）」。

主人公はエリート銀行マン。
昼間はマジメに仕事をこなし、夜は欲望のまま牙を剥く！蘇る金狼？
何食わぬ顔で冷酷無比な犯罪を繰り返す。
そして、持ち前の美貌で周囲の人間を虜にし、女はもちろんのこと、男、そしてお犬様ともファーーーック！ありえねぇ。

セクッスの途中で女に大量の筋肉収縮剤を射ち、「これを使うと膣が締まって最高に気持ちいいんだ」とうそぶく主人公。もちろん女はゴー・トゥ・ヘル！

ヤヴァすぎる

さて。
東京人をパラパラめくっていたら、超驚きの記事が！
なんと、「MW」が映画化されるらしい！

主演は玉木宏。
うーん、いいねぇ。
たしかに美男子だし、ちょっと得体の知れないものを秘めてるような雰囲気はある。
こりゃーなかなかナイスなキャスティングではなかろうか。

でもなー。
神父役（かなり重要！）が山田孝之ってどーなの？

ところで。
神様と呼ばれた男が全力で描き上げた原作を、この映画は超えることが出来るのだろうか？
ハードル高いよなぁ。