快楽亭日乗R　へうげもの紀行 : The Last Fortress

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へうげもの紀行 : The Last Fortress

上杉謙信、武田信玄に包囲されるも、決して屈することはなかった小田原城。
武田が滅び、上杉、徳川が豊臣の軍門に下った後、残る戦国覇者は北条と伊達。

時に天正十八年（A.D.1590）。
20万もの大軍で小田原城を包囲した豊臣秀吉に対し、北条氏は三ヶ月もの間籠城するが、遂に陥落。

奥羽の伊達正宗も恭順し、秀吉の日本統一事業は完成をみる。
ここは正に戦国終焉の地。戦国最後の砦。

その時、歴史は動いた。
ちゃららら～ちゃららら～ちゃららら～ちゃららちゃ～らららららら～ら～ら～♪

9月12日（金）
小田原を訪れる。
駅から歩いて10分ほどで小田原城到着。

北条氏の時代には天守閣はなく、江戸時代になってから築城されたそうだ。
明治維新後に解体されたものを、昭和35年に再建。

天守閣に登る前に、場内を歩いてみた。
城郭だけでも結構な広さだ。
徳川家康、前田利家といった名だたる戦国の英雄を引き連れた秀吉の軍勢を迎え撃つ際には、城下町全体を防御する土塁を設置し、正に要塞都市だったようだ。
場内に地図があったけど、でっかいでっかい。

まあ、でも。
短期間で絢爛豪華な一夜城を作ったり、連日、土塁の外で茶会を開いたり、さらには、小田原城の目と鼻の先に遊郭を作ったり。

兵力だけではなく、圧倒的な財力と権威を見せつけ、北条氏に抵抗を断念させる。

生ビールと味噌おでんと厚焼き玉子

天守閣近くの茶屋にて。
歩き回っで汗をかいた後の生ビールが美味い！
つまみは味噌おでんと厚焼き玉子。渋い！

天守閣からの眺め。
小田原の町が一望できる。奥に見えるのは相模湾。
この日は快晴だったが風があり気持ちよかったなぁ。
正にパラダイスビュー！

今から418年前、このあたりにへうげた奴らがいたんだなぁと、しばし感慨にふける。

帰りの新幹線の中で、小田原名物・鯛めしとビール。

さんざん新幹線に乗りまくった俺の感想。
つまみだけの弁当を作ったら売れるんじゃね？
鶏の唐揚げ、フライドポテト、チーズ、つけものとかさ。
新幹線の中では、時間帯を問わず、ほとんどの客が酒（ビールor発泡酒orチューハイ）を飲んでる。
乾きものでは切なすぎるという客に、バカ売れだと思うのだが。

かように。
旅に出ると飲んで食ってばかりだなぁ。

そして、そろそろ俺の旅も終わる？