快楽亭日乗R　福満しげゆきの妻

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福満しげゆきの妻

モーニングで連載中の「僕の小規模な生活」。
漫画アクションで連載中の「うちの妻ってどうでしょう？」。

どちらも作者は福満しげゆき。
小さなことにくよくよし、妄想を膨らませて鬱になる駆け出しマンガ家「僕」と、彼を支える5歳年下のカワイイ「妻」の日常を綴ったエッセイ風マンガだ。

とにかく、大きな出来事は何も起こらない。
些細なことでケンカをしたら、そのことだけで1回分は引っ張る。ほんのちょっぴりの贅沢をしたら、それだけでハッピーエンディング！舞台もほとんど自宅アパートなので、結構ネタが被っていて、両作を読み比べると少し面白い。

そういえば「うちの妻」第1巻の帯に吾妻ひでおがコメントを寄せていたけれど、彼の「うつうつひでお日記」も同じような、何も起こらない怠惰な日々を綴ったエッセイマンガだよな。どちらもダメ人間っぷりを惜しげもなく披露しているところに、少し勇気づけられるけど

こういうエッセイ風マンガがウケる理由は、ブログ人気とも関係しているような気がするね。
作られたドラマチックな物語を鑑賞するより、生々しい他人の生活を覗き見たい･･･みたいな？

さて。
福満しげゆき自身のマンガによれば、工業高校に進学後、落第して2年に進級することが出来ず退学。定時制の高校に入り直して大学に進学するも退学。学生時代の楽しかった思い出といえば友人と将棋を指していたこと。彼女がいる奴は敵！

マンガ家になるもなかなか芽が出ず、エロマンガを中心に持ち込みの日々。当然、収入にはならないので5歳年下の妻に働きに出てもらって家計を支えてもらう。

ん？
こんなダメ人間なのに、なんで妻がいるんだ！？
ていうか、ダメダメぶりをアピールしているわりに、5歳年下のカワイイ妻を彼女が二十歳の時にゲットし、今やモーニングとアクションで連載って･･･

実はかなりの遣り手なんじゃね？

さて、そんな福満しげみつの妻であるが。
「うちの妻」の表紙にあるように、ちょいポチャのカワイイ系らしい。
いつもニコニコ笑っているような顔をしているので、お年寄りや知らない人からよく話しかけられる。

しかし･･･
実はかなり短気で、ケンカをすると暴れまくり手に負えない。

まあ、でも。
これも福満しげゆきのノロケだよなぁ。

むっちりスタイルは置いといて。
マンガの中で妻が見せる表情は概ね菩薩のよう（ニコニコしている）で、怒ると目が逆三日月の白眼になって、そして時々･･･なんかむちゃむちゃセクシーな顔しているんだよなぁ。ていうか、この人の描く女性ってエロ過ぎ。

ああ。
なんか福満しげみつのマンガを何度も何度もねちくり読み返している俺の方がダメ人間なんですけどぉ！

と、小さく思う日々。