オーロラプロジェクトから発売された高井桃主演のソープもの2本。
オーロラプロジェクトといえば、終始無言のハメ撮セックスを極力、編集を排してみせる・・・というのが売りのインディーズ系メーカーである。生っぽいと言えば聞こえが良いが、テンポが悪いと言えなくもない。評価は視聴者によってかなり分かれるだろう。
ただ、女の子を起用する目は確かで、無修整や企画ものに出演していた女の子をよくぞここまで!というくらい美しく撮り上げる。吉田絵里香、長瀬愛、天衣みつ・・・などなど。
高井桃は
ソフト・オン・デマンドからAVデビュー。前記の女の子たちほど「無名」ということはないが、正直ぱっとしてはいなかった。こういう女の子を引っ張ってきて、見事に再生している様は「オーロラ・マジック」と言っていいだろう。
パッケージの解説を読むと、「泡姫調教」で現役ソープ嬢からテクニックを伝授され、「泡姫天使」ではソープ嬢に扮して客に奉仕する・・・ということになっているようだが、この2作はまったく別物と考えた方がいい。
「泡姫調教」では現役ソープ嬢からテクニックを教わっていくのだが、男優2名とのハード3P、男優1名+ソープ嬢とのマットプレイ、男優1名+ソープ嬢との椅子プレイが「無言」のまま淡々と描かれている。この「無言」がかなり独特の雰囲気を醸し出していて、猟奇的な乱交もの的な印象。顔を歪ませながら、ひたすら責めまくられる高井桃はかなりエロい。
一方、「泡姫天使」は「バーチャル・ソープ」と謳っているだけあり、適度な台詞がある。また、客に扮しているカメラマンの主観的映像を多用していることもあり、とても感情移入がしやすい。まさにオーロラプロジェクトの真骨頂!女の子のクォリティが高い分、こういう作りの方がオカズとしての実用度は高い。各メーカーから、有名AV女優をソープ嬢に扮させたAVは多数リリースされているが、その中でも出色の出来。ありきたりな感想だが、こんなソープ嬢が実在したら絶対通うぜ!と思ってしまった。
全く違う味わいだが、2作とも佳作。
ただ残念なのは、どちらもロケセットがしょぼいということ。ビデオの中の「ソープランド」くらい、もっと豪華に見せてくれ!
まあ、こういうディテールには無頓着で、女の子の魅力で見せきってしまうのはオーロラプロジェクトらしい・・・と言ってしまえばそれまでだが。
高井桃
「泡姫調教」★★★☆☆
「バーチャル・ソープ 泡姫天使」★★★★☆
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