石井輝男さんが死去 「網走番外地」の監督 映画「網走番外地」シリーズなどの生みの親で、アクションものを得意とした映画監督の石井輝男(いしい・てるお、本名北川輝男=きたがわ・てるお)さんが12日午前9時43分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。81歳。東京都出身。葬儀は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は置かない。
終戦後、新東宝の設立に参加。故成瀬巳喜男監督らの助監督を務め、1957(昭和32)年に監督デビューした。61年に東映に移り、任侠(にんきょう)映画で頭角を現した。長年温めてきた企画を高倉健さん主演で映画化した65年の「網走番外地」が大ヒット。計18作がつくられる人気シリーズとなった。
(共同通信) - 8月12日17時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050812-00000162-kyodo-ent石井輝男監督が亡くなった。
合掌。
この記事は「旧き良き時代の任侠・アクション映画監督が死んだ・・・」と読める。
しかし、それだけでは石井輝男監督の全てを表しているとは言い難い。
もちろん高倉健との名コンビ「網走番外地」シリーズは彼の代表作であるが、それとは別のエロス・・・特に變態映画を忘れることは出来ない。
「女体渦巻島」
「徳川女系図」
「徳川女刑罰史」
「徳川いれずみ師 責め地獄」
「明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史」
「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」
タイトルを見ただけでグッとくる人もいるだろう。
怪しさが炸裂している。
晩年の作品は「變態エロス」に特化し、トンデモぶりも拍車がかかっていた。
「ゲンセン館主人」
「無頼平野」
「ねじ式」
「地獄」
「盲獣VS一寸法師」
インタビューなどを読むと、とても真面目な常識人のような印象なのだが。
真面目であるからこそ映画=妄想がエスカレートしていったということか。
真面目な人ほど怖い。
地獄に堕ちても、カメラを回していそうな生真面目さ・・・。
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