快楽亭日乗R　やきそばあいこうかい

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やきそばあいこうかい

一昨日、にじはん師匠と千束通りの「末っ子」で食事をした時、やきそばを頼んだんだけど、これがあんた！超激ウマだった。
平打ち麺のモチモチした食感＋オイスターソースの味わいグー

下町の美味しい中華料理屋のちょいリッチなやきそば風味わい。
こりゃええ。

いやー、でもね。
そこでもにじはんと話したんだけど、このやきそばはウマ過ぎる！

やっぱり、やきそばといえば輪ゴムのようなクタクタな麺とウースターソースの安い香り！
具はとりあえずキャベツが入ってればいい。
肉もモヤシも天かすもいらない。
端っこの方には焦げてカリカリとなった麺とキャベツの残骸があれば尚よし。
そこに大量の青のりをかけて頂く！マヨもカラシもいらないよ。

そう！昔、母ちゃんが土曜の昼に作ったようなやきそばこそグレイト！

末っ子のちょっと先に甘味処（店名は忘れた）があり、そこでは上記のようなやきそばが食べられるので、吉原Walkerの方はお試しあれ。

さて。
どーしてこういうやきそばが好きになったのかなー？と考えたら･･･
そのルーツは高校時代にあった。

学校の近所に激安のやきそば屋があり、腹が減ったらよくお世話になった。
なんと！１人前２００円！
１００円増し（３００円）で大盛。
以後、４００円、５００円、６００円･･･と１００円単位で増えていくんだけど、４００円分食べたらかなーり腹いっぱいだった。

店の名は「どぶそば」。
ホントは「中山屋」というのだが、みんな「今日はどぶそば行くべ」と言ってた。
コンクリで蓋をしたどぶ川のすぐ脇に建ってたから、どぶそばって呼んでいたんだよねー。

で、思い出したらなんとなく食べたくなって･･･
でも、卒業以来行ってないから、さすがにもうないかもと思いながら出かけたら･･･

ありました（トップ写真）。
昔よりも、さらに磨きがかかった店構え。
まったく知らない人は、絶対入らないようなオーラすら漂っていた。

店に入ると客はいない。
壁に料金表が貼ってあるんだけど、二十数年前と全然変わってない。
懐かしいぜ。

奥からおばちゃんが出てきて「いらっしゃい」と声をかけてくれる。
「３００円で！」とお願いすると、おもむろにやきそばを作り始める。
「久しぶりに来たんだけど、全然変わらないねー！」と話しかけると、「そうね」で終わり。うーん。愛想ない。

奥からお兄ちゃんが出てきて、きゅうすと茶碗を出してくれる。
そうそう！昔からここはお茶をこういうスタイルで出すんだよね。
自分でお茶を注ぎ、しばらく待つ。

すると。

ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!

これだよこれ！
ボソボソとしたそば、具はキャベツのみ！
そして、おばちゃん独特の焼き方で、仕上がりはカラッとしてる。
かけ放題の青のりをたっぷりのせて、いただきまーす。

いやぁ。
相変わらずのどぶそば。
大変美味しゅう頂きました。

さて。
俺が食べてる間も、客は誰ひとり来なかった。
帰り際、宅急便のドライバーが荷物を引き取りに来てた。
ちらっと荷物をみたら、「楽天」とか書いてあるんだけど･･･？

帰宅後、ネットで調べてみたら･･･

【どぶそば＠楽天市場】

すげーな。

お店で食べるより割高だけど、ザッツ・関東風アッサリやきそばに興味のある方はどうぞ。

別に激ウマではありません。
フツーです。