「モーニング」を読み出して、いったい何年になるだろうか?
大学生の頃からだから、かれこれ十数年・・・。
マイナーな雑誌のわりに面白いマンガが多く、ドラマ化されているものもたくさんある。
「ナニワ金融道」「夏子の酒」「ブラック・ジャックによろしく」などなど。
この「モーニング」で連載中の「はるか17」と「ドラゴン桜」が、7月からドラマ化されている。
2作とも毎週楽しみに読んでいるマンガなので、ドラマについても興味津々だったのだが、予約を忘れてしまい両方とも第1話は観逃してしまった・・・。
いや、もしかすると「観なくてもいいや」という無意識のうちのジャッジが下されていたのかも知れない。
なぜか?
「ドラゴン桜」の面白さは、週刊雑誌で連載されているマンガでないと表されないのではないか?
経営破綻した高校の管財人として乗り込んできた弁護士・桜木。
彼は自らの功名心のため、この高校を超進学校にすべく、奇想天外な改革に乗り出す。
桜木が連れてきた講師たちの「あっ!」と驚く東大攻略法。
たいていは「そんなことで東大に合格できるのか?」・・・というところで「次週に続く・・・」。
そして翌週、その勉強法なり、教育理念なりが、とても「基本に忠実」であることが明かされる。
こうしたケレンたっぷりの展開は、毎週の60分ドラマでは難しいのではないのかな?
さらに、登場人物たちの設定などが微妙に変えられているのもなー。
「ドラゴン桜」は弁護士・桜木と生徒・水野、矢島。それに各教科の癖のある講師たちの少人数ながら密度の濃いやりとりが面白い。
教室に生徒が2名しかいないところで、数学の講師が「東大模試では、まず解答用紙を二つに折れ!」と言い放ち、水野、矢島が「ええ~っ!」となることろが笑えるのに・・・。
テレビ局のえらい人が「生徒はもっといないと、学園ドラマとして変だろ」とでも言ったのか?
「学園ドラマなんだから、理事長とかもいないとおかしいだろ」とも言いました?
だったら、こんな変なマンガをドラマ化しなければいいのに。
しかし、阿部ちゃんは好きなので、今週からチェックしてみよう。
「はるか17」は・・・これはキャスティングにがっかりした。
なんで平山あやなんだ。
原作の「はるか」は、言葉では言い表せない「魅力」=「きらめき」を持つ女の子。
周囲の人たちが、否応なしに彼女に惹かれていく。
平山あやにトキメキを感じる人はいるのだろうか。
お手軽なキャスティングというか、事務所の力関係というか・・・。
原作とまったく逆の背景が見えてしまうのがなんだかなー。
新人でもいいから、もっと「はるか」に合った女優はいるはずだ。
あーあ。
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