目覚めてすぐ、新聞を持ってトイレに入るのが日課だ。
いつものように朝日新聞の一面に目を通していると、一番下の書籍広告欄に驚くべきものが掲載されていた。
朝日新聞を取っている人は、6月17日の朝刊を再チェックしてみよう。
「67歳になる来年3月までに、好みに合った男性とたくさんセックスしたいのです。まずは会話からとおっしゃるのなら、話題はトロロープでいかが?」
ふしだらかしら
老嬢ジェーンのセックスとロマンをめぐる冒険
ジェーン・ジャスカ/清宮真理 訳
すべては「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」に掲載した個人広告から始まった。 アントニー・トロロープの小説が大好きな教養ある女性英語教師が綴る、可笑しくて、ちょっぴり哀しくて、そしてまったくユニークな全米ベストセラーノンフィクション。●定価一六八〇円
バジリコ
以上、広告より転載。いや、なにも老女がセックスを楽しんではいけないと言うつもりはない。
むしろ、自分もペニスがエレクトする限り、エローな老人であり続けるだろう。
なにを驚いたのかというと、この66歳になる女性のセックスを綴った(そういう内容でいいんだよな)ノンフィクションが全米でベストセラーとなり、日本でも天下の
朝日新聞に広告が載っているってことだ。
自分はセックスに対するモラルは低い人間だが、社会一般的なモラルも良く言えば大らかに、悪く言えば低下しているということなのだろうか。
もう少し砕いて言えば、「66歳の婆さんのセックス体験記なんて興味ない・・・けど、ちょっぴり覗いてみたいかな」と考えている人が多いということなのだろう。
俺自身は「66歳の婆さん(爺さんも同様)のセックス体験記なんて興味ないし、覗いてみたいという気も起こらない」
珍味をオカズに飯を食べるつもりはさらさらない。
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