かつて、性的な情報がここまでオープンではなかった時代。
ソフィー・マルソーや
ブルック・シールズのちょっとエッチな青春映画を見て、ペニスを硬くしていた懐かしい日々。
1980年代の前半、俺は中学生だったが、現在のように手軽にオカズを入手出来るような時代ではなかった。
そもそも街にはまだ、それほどエロは溢れていなかったし、もちろんインターネットもなかった。
そして、風俗に遊びに行ったり、ピンク映画を見に行ったり、アダルトビデオを借りることが出来る年齢でもなかった。
だから、「子供が見たり、読んだりしてもいい」ものの中に、こっそり隠されていたエロには敏感に反応した。
ある日、新聞のテレビ欄を眺めていると、「震える舌」という映画が放送されることに気付いた。
こ、これは・・・。時間帯も深夜であるし、と、とてつもなくエロい映画であるに違いない。
こ、こんなエロいタイトルの映画をテレビでやるなんて!
深夜、胸をドキドキさせながら、こっそり居間へ行ってテレビのスイッチをONにした。
すると・・・
それは破傷風を患った少女と、その父母の姿を描いた難病映画だった。
当時流行っていた
「エクソシスト」等の影響か?かなりホラー風味な味付けがされていたが。
監督は
「砂の器」の名匠・野村芳太郎だ!
「震える舌」の解説・キャスト・スタッフ逞しき想像力を持っていた、あの頃の俺よ。
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