セルビデオショップでエロDVDを物色していたところ、突然、見知らぬオヤジに声をかけられた。
「すいません、これモザイクがないビデオ?」
は!?
見たところ、子供が2、3人はいそうな身なりのいい50代くらいのオヤジ。
何故、店員じゃなくて俺に話しかけるの?
しかし、こんなオヤジでも昼日中からエロビデオを買いに来るような時代になったんだなぁ。
「なんとかモザイクとかいうのは、モザイクがないってことなの?」
うーむ。ものすごい勘違いをしているような。
でも、意を決して、隣でビデオを物色していた兄ちゃん(俺ね)に話しかけてきたみたいなので、デジタルモザイクとかギリギリモザイクというのは、ものすごく狭くて薄いけどモザイクはかかってるんですよと教えてあげる。
「モザイクのないビデオはこの店で売ってる?」
はっはっはっは。売ってないです。ここはふつうのセルビデオショップなので。
「ありがとね・・・」
そう言ってオヤジは店を後にした。うーむ、何だったんだろう?
そういえばまだ高校生だった頃、友人とレンタルビデオ屋でエロビデオを物色していたら、カウンターのところで海外の方が店員と揉めていた。
「このビデオ!だめね!」
「はぁ」
「モザイク邪魔で見えない!」
「はぁ」
「モザイクないのと交換するね!」
「・・・」
あれから既に十数年。
デジタル処理でギリギリになりましたが、健在です。
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