4月から「へうげもの」がアニメになり、BSプレミアムで放映されている。
この年齢になると、愛読しているマンガがアニメ化されるってことも滅多にないので、第1回目から観ているのだが・・・
うーむ。
声のイメージが違うとか、キャラクターデザインがちょっとなぁとか、そういうのはアニメを作る人と俺の好みや感覚の違いがあるから、いちいち文句を言っても仕方がない。なので、そういう部分は我慢して観ているのだけれど・・・
へうげたストーリーは原作通り。
茶器をはじめとする名物をクローズアップしている点は、原作以上に興味深い。
アニメ化するにあたり、押さえなければいけないところはきっちり押さえた優等生的お仕事。
なのに、強烈に感じてしまうこの違和感は・・・!?
上手く言えないんだけど、このアニメを作っている人と俺では、「へうげもの」を面白いと思うポイントが決定的に違うのではないかと思う。
ずばり、このマンガの面白さは、「濃厚さ」ではないかなぁと思っているんだけど。
作者・山田芳裕が面白いと思ったことを、過剰なほど読者に押しつける。その「密度」というか、「濃厚さ」が面白いんだと思ってるんだけどなぁ。
もう少し具体的に書くと、極端にデフォルメされたアングルとか、もの凄い情報量が描き込まれたコマとか、枝葉はざっくり切って、作者好みの史実を異常なまでにクローズアップしたりとか。
げっぷがでるぐらいの「100%山田芳裕」が「へうげもの」の面白さではないのかなぁ?
原作が「十倍特濃抹茶」だとすれば、アニメは「お~い!お茶」。
アニメ「へうげもの」はあっさりし過ぎている。
cro-magnon feat.IKZO - Bowl Man
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