ジョン・アーヴィングの小説「ガープの世界」の中で、看護婦であり女権活動家でもあるジェニー・フィールズは幼少の息子ガープに「人生はアドベンチャーよ」と語って聞かせる。
人はやがて死に、皆の記憶の中からも消え去る日がやって来る。しかし、人は死ぬまで精一杯生き続けなければならないのだ。喜びと悲しみに満ち足たこの世界を。
果たして俺の人生(たび)にはどんなアドベンチャーが待ち受けているのか?
また、ジェニー・フィールズは恋人の身体を求める青年期の息子に対し、「肉欲のままに生きてはいけない」と諭す。
この汚れた世界では全ての女性は誰かの妻であることを求められ、そうでない女は売春婦の烙印を押される。誰かの妻にならない女はどうせふしだらであるに違いないという偏見のためだ。
男性も女性も、みんな肉欲に縛られている。
だがしかし。
肉欲のないアドベンチャーなんて…そんなのは真っ平御免だぜ!
ジェニー!
というわけで。
Aちゃんを待ちながら。
- 関連記事
-